マカで集中力がアップする。生理前にも効果アリ
マカを飲むことで集中力を向上させることができます。
仕事や勉強を頑張りたい方、生理前のやる気がない状態でお悩みの方。
集中力をアップできる仕組みや改善できる症状について迫っていきたいと思います。
1.マカで集中力がアップするメカニズム
マカにはチロシンやビタミンB12など、集中力を高めてくれる成分が盛りだくさんです。
1-1.チロシンは集中力アップの代表成分
マカに含まれているアミノ酸の一種であるチロシンには「集中力を向上させる」働きがあります。
チロシンは体内でドーパミンやノルアドレナリン、アドレナリンに変換されます。
特にドーパミンは意欲や注意力などに関わっているため、やる気や集中力アップにつながるのです。
1-2.ビタミンB12で物忘れ防止
また神経伝達物質に関わっている「ビタミンB12」もマカは含有しています。
ビタミンB12が欠乏すると、
- ・集中力の低下
- ・イライラする
- ・物忘れが増える
などの症状が現れますので、マカなどで積極的に摂っておきたい成分です。
2.マカで疲労が抑制される
マカには「疲労抑制作用」もあります。
常磐植物科学研究所の報告では、五週間マカを与え続けたマウスは、何も与えていないマウスよりも血中の乳酸の量が最大で二分の一以下まで抑えられました。
つまりは「疲れにくく」なっていたのです。
またマウスにおもりを付けて水中を泳がせる実験では、投与期間が長いほど(実験では最大四週間)持久力が増強することも分かっています。
人は疲れている状態だと、なかなか一つのことに集中できません。
疲労を抑制できるということは、間接的に集中力をアップさせていることと同じなのです。
3.生理前の倦怠感。マカでどうにかしたい
マカには辛い生理前の症状を和らげる成分が色々と入っているのです。
3-1.マカでPMS(月経前症候群)を改善
PMSは生理前の女性に起こり、頭痛や体のだるさ、肌荒れなど、さまざまな症状を引き起こします。
PMSは過度のストレスや偏った食生活などによって起こる「ホルモンバランスの乱れ」が主な原因といわれており、女性の卵巣から分泌されるホルモンの一種である「エストロゲン」の不足によりPMSが起こりやすくなるのです。
そこで活躍してくれるのがマカに含まれている「植物エストロゲン」。
これは人間のエストロゲンと似た働きをしてくれる成分で、特に大豆イソフラボンなどが有名です。
植物エストロゲンを含有しているマカを継続して摂ることにより、PMSの改善効果が見込めます。
3-2.ベンジルグルコシノレート
マカには、ホルモンバランスの安定化や生理周期の正常化への効果が期待されている「ベンジルグルコシノレート」という成分が含まれています。
またベンジルグルコシノレートは不妊治療や更年期障害などにも役立つと言われています。
ホルモンバランスの乱れによって起こる症状をお持ちの方にとっては心強いサポート成分ですよ。
4.受験や資格試験でもマカは使える?
マカは試験勉強の際にも効果を発揮します。
集中力への作用は前述のとおりですが、マカが配合されたサプリメントやドリンクなどには、マカ以外にも集中力を向上させる成分が配合されている場合があります。
例えばマカと一緒に配合されていることが多い「シトルリン」。
実はこのシトルリンも、集中力を上げるために有効な成分なのです。
シトルリンは体内の血流量を増やす成分で、それにともなって脳の血流量も増加させます。
「協和発酵バイオ」の実験によると、シトルリンを摂取することにより注意集中力の体感指数が高まることが確認されています。
また「脳の血流量が多いほど主観的な精神疲労度合いが少ない」というデータもあります。
ですからマカのサプリメントなどで集中力アップを狙っている方は、シトルリンも配合されているのかどうかもチェックしてみることをおすすめします。
受験勉強などは、一般的には数カ月は続ける必要がありますから、薬よりもマカのような安全な食品で集中力をアップさせていきましょう。
5.(まとめ) マカで集中力はアップできる。ただし継続させることが必要
マカを摂取することで集中力をアップさせることができます。
またマカには、
- ・乳酸の量を減らして疲れにくくする
- ・PMSによる倦怠感を和らげる
といった効果も期待できます。
ただしマカに即効性はなく、市販の薬のようにすぐに効き目が現れるわけではありません。
ですから生理前など特定の時期だけではなく、普段からサプリメントやドリンクなどで摂っておく必要があるのです。
マカはジワジワと効いてきますので、一カ月単位で継続させることが大切です。