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マカで卵子の老化防止。妊娠率を高めるには

赤ちゃんがなかなかできずにお困りのかたが増えています。
卵子の老化を防ぐことができれば、妊娠率が高まったり健康な赤ちゃんが生まれたりと、たくさんの良いことがたくさんあります。
この記事では「卵子の老化とはどういうことか」「卵子の老化に対して、マカにどのような効果が期待できるのか」ということについて、詳しく見ていきます。
>>簡単な解説はこちら

1.卵子は加齢とともに老化していく

人間が加齢とともに老化していくように、卵子の老化も避けられません。
ただし、卵子が老化するスピードを遅くすることはできるといわれています。

卵子が老化する仕組みは、体が老化する仕組みと同じ。
体内に発生する活性酸素(※1)の影響で、徐々に卵子が酸化(=老化)していくのです。

  • ・20代前半の不妊率…6%
  • ・40代の不妊率…64%

という事実からも、加齢により、いかに卵子が老化していくかが分かります。

自然に流産する確率も平均では10~15%ほどですが、30代後半になると20~40%にもなります。

また高齢出産はお子さんが「ダウン症(染色体の異常による疾患)」になるリスクも高まります。

(※1)呼吸や代謝によって体内に発生する物質。
免疫細胞と協力してウィルスと戦う働きがあるが、過剰に増えすぎると健康な細胞を酸化して機能を低下させる。
現代ではストレスや喫煙、生活習慣の乱れによって、体内で過剰になりやすい。

2.卵子の数は減り続ける

あなたが生まれる前に、すでにあなたの卵子の数は決まっています。
胎児のころには、すでに卵巣の中に一生分の卵子が貯蔵されているのです。

そして排卵したり細胞死が起こったりするたびに卵子の数が減っていきます。

胎児のときには約700万個の卵子がありますが、生まれたときにはすでに200万個まで減少しています。
その後も徐々に卵子の数は減っていきますが、30代後半からは加速度的にその数を減らしていきます。

排卵が起こる思春期には30万個程度まで減少し、50歳ころにはゼロになります(個人差あり)。

3.卵子が老化するとどうなるのか

卵子が老化すると、女性ホルモンバランスが乱れます。
中年女性に起こる更年期障害などは、ホルモンバランスの乱れにより引き起こされます。

更年期が近づくと生理周期が短くなったり長くなったりしますが、これも卵子の老化のサインです。

もちろん更年期でなくても、20代をピークに卵子は徐々に老化し、妊娠率も低下していきます。


(参考:日本産婦人科医会 「ARTデータブック」 2012年)

ちなみに、卵子の老化と直接的な関わりはありませんが、カフェインの摂り過ぎも妊娠率を下げる原因に。
「カフェインを一日に500mg以上摂ると不妊率が1.5倍になる」というデータがあります。

コーヒー一杯150mlで80mgのカフェインが含まれていますので、カフェインが含まれているコーヒー(や緑茶、栄養ドリンクなど)を飲むかたは、一日1~2杯程度までにしましょう。

4.卵子の老化を防ぐには

卵子の老化を防ぐには「抗酸化力」が大切です。
体の酸化を引き起こす活性酸素の発生を抑えることができれば、卵子をはじめ、体の老化を遅らせることができます。

抗酸化力を発揮するには、以下のような方法があります。

  • ・運動をする
  • ・十分な睡眠をとる
  • ・タバコを控える
  • ・アルコールを控える
  • ・抗酸化作用のある食品を摂る

4-1.運動をする

ほどほどの運動は抗酸化酵素の働きを高め、活性酸素の発生を抑えることができます。(参考:OMRON 健康コラム 「活性酸素を減らす生活術」)

逆に激しいスポーツなどは活性酸素を大量に発生させるので、老化を早めることになります。

おすすめなのはウォーキングや軽いジョギング、スクワットなどの有酸素運動です。
週に2~3日ほど、定期的におこなうのが良いといわれています。

4-2.十分な睡眠をとる

睡眠不足になると活性酸素を除去する働きがある「メラトニン」の産出量が減少します。
メラトニンには入眠をスムーズにしたり、睡眠を深くしたりする作用があります。

メラトニンは「アンチエイジング・ホルモン」としても知られています。
メラトニンを一ヶ月服用したところ、体外受精率が20%から50%へと上昇したというデータもあります。(参考:NHK 「美と若さの新常識」)

それではどうすればメラトニンを効果的に分泌させることができるのでしょうか。

メラトニンは日光を浴びてから14~16時間後に分泌されることが分かっていますので、夜にぐっすり眠るためには、朝のうちにしっかりと日光を浴びておきましょう。
部屋の照明や窓からの光では弱いので、曇りの日であっても外に出て日光に当たることが大切です。

また、寝る1時間前には部屋の照明を暗めにしたり、ブルーライトを発するスマホやパソコンを使わないようにしたり、テレビを見ないようにしたりすることでも、効果的にメラトニンを分泌させることができます。

  • ・朝にしっかりと日光を浴びる
  • ・寝る1時間前には照明を暗くする
  • ・寝る前にスマホやパソコンを使わない
  • ・寝る前にテレビを見ない

これらのことを踏まえ、一日の生活リズムを整えることで、快適な睡眠へと導かれるというわけです。
そして十分な睡眠により、活性酸素の発生が抑えられるというわけですね。

4-3.タバコを控える

タバコを吸うと体内に活性酸素が発生します。
喫煙により1~4年ほど閉経が早まるといわれていますので、卵子の老化を防ぐためには禁煙することが大切です。

またタバコを吸うことにより「酸化LDL」という物質が体内に発生し、動脈硬化の原因にもなります。

4-4.アルコールを控える

アルコールが体内で分解される際にも、活性酸素が発生します。

「ワインをハーフボトル以上、毎日飲み続けると妊娠率が4割低下する」というデータもありますので、妊娠したいというかたは、アルコールをやめるか、量を減らすことを心がけましょう。

4-5.抗酸化作用のある食品を摂る

抗酸化作用のある食品を摂ることで、体内の活性酸素の発生量を減らすことができます。

抗酸化作用のある食品で、特におすすめしたいのがマカ。
マカには抗酸化物質がたっぷり入っているのです。

4-5-1.マカの抗酸化力

マカには抗酸化作用のある物質が含まれています。
抗酸化作用のある食品を摂ることで、卵子をはじめ全身の老化(=酸化)を遅らせることができます。

  • ・ビタミンC
  • ・ビタミンE
  • ・亜鉛
  • ・セレン
  • ・アントシアニン
  • ・グルコシノレート
4-5-1-1.ビタミンC、ビタミンE

ビタミンCやビタミンEには抗酸化作用があり、「若返りビタミン」とも呼ばれています。
とくにビタミンCは体内に蓄積される時間が短いので、一日数回に分けて摂るのが効果的です。

4-5-1-2.亜鉛、セレン

亜鉛やセレンは体内の抗酸化酵素の材料になるミネラルです。
マカには、亜鉛もセレンも豊富に含まれていますので、卵子の老化防止にはピッタリです。

4-5-1-3.アントシアニン

アントシアニンは、マカをはじめ、赤ワインやブルーベリー、黒豆などに含まれる抗酸化物質です。
「目に良い」というイメージもありますが、アントシアニンには活性酸素を除去してくれる働きがあります。

4-5-1-4.グルコシノレート

マカに含まれる「グルコシノレート(ベンジルグルコシノレート)」という成分には、高い抗酸化力があります。
グルコシノレートはマカやブロッコリーなど、アブラナ科の植物に多く含まれます。

5.マカが選ばれる理由

「抗酸化作用があるだけなら、マカ以外でも良いのでは?」と思ったかたもいるかもしれません。

たしかに抗酸化物質を含んだ食品は、マカだけではありません。
抗酸化作用で有名な食品は、マカ以外にもゴマ、トマト、緑茶、アサイーなど、さまざまなものがあります。

しかしマカでなければならない理由があるのです。
その理由とは、「ホルモンバランスを整える効果」「卵巣への血流アップ効果」が期待できるから。

5-1.マカがホルモンバランスを整えるメカニズム

ホルモンバランスの乱れは、不妊の原因になります。

女性ホルモンはストレスの影響を受けやすいので、仕事や人間関係のストレスなどを抱えているかたは要注意。
ホルモンバランスが乱れると、排卵を促す女性ホルモン「黄体形成ホルモン」の分泌量が減り、「無排卵(排卵が起こらないこと)」を引き起こすことがあります。

しかしマカの持つ力が、そんな状況から救ってくれる可能性があるのです。

中村学園大学と株式会社ヤマノの研究チームがおこなった実験では、ラットにマカを与えたところ、以下のような結果が出ています。

  • ・黄体形成ホルモンの分泌量…4.5倍
  • ・卵胞刺激ホルモン(卵子の成長を促す)分泌量…19倍

つまりは妊娠しやすくなるということ。
動物実験の段階ではありますが、日頃からストレスを抱えているかたにとっては朗報でしょう。

マカの原産地であるペルーでは、「マカを食べると出産できる」ということが何百年も前から語り継がれています。
それが今、科学の力で解き明かされようとしているのです。

5-2.アルギニンで卵巣への血流アップ

マカに含まれる「アルギニン」という成分には、血管内の一酸化窒素を生成したり、成長ホルモンを分泌させたりする作用があります。

マカでアルギニンを摂ることにより、骨盤周辺の血管を広げ、卵巣の血流が増加したという報告もあります。(済生会下関病院、浜松医大)

冷えなどが原因で卵巣の血流が滞ると、卵巣の機能が低下する恐れがあります。
子宮や卵巣は臓器の中でも体の端っこにあるので、血行不良の影響を受けやすいといわれています。

マカなどでアルギニンを摂取し、積極的に卵巣の血流を改善させることが妊娠への近道なのです。

これまで卵子の老化防止についてさまざま見てきましたが、マカを摂ることで抗酸化作用が得られるだけでなく、

  • ・ホルモンバランスが整う
  • ・アルギニンで卵巣の血流が増える

という二つのメリットも追加されるのです。

6.まとめ

卵子は加齢とともに老化し、その数も減り続けます。

卵子が老化すると妊娠率も低下するので、子どもが欲しいというかたは卵子の老化防止にも気を配りましょう。

卵子の老化を防ぐためには活性酸素の発生を抑えることが大切で、以下のことをおこなうことで効果的に活性酸素の発生を抑えることができます。

  • ・運動をする
  • ・十分な睡眠をとる
  • ・タバコを控える
  • ・アルコールを控える
  • ・抗酸化作用のある食品を摂る

また、マカには以下のような抗酸化物質が豊富に含まれています。

  • ・ビタミンC
  • ・ビタミンE
  • ・亜鉛
  • ・セレン
  • ・アントシアニン
  • ・グルコシノレート

しかもマカに期待できるのは抗酸化作用だけではありません。
マカを摂ると「黄体形成ホルモン」や「卵胞刺激ホルモン」の分泌量が増加し、妊娠しやすくなる効果も期待できます。
さらにマカに含まれるアルギニンの力で、卵巣の血流も改善します。

卵子の老化を防ぐだけでなく、女性ホルモンへの働きかけも期待できるマカ。
ぜひあなたもマカを飲んで、マカの妊娠へのパワーを実感してみましょう。

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