マカは健康に良いって聞くけど、サプリメントの品質を見極める方法ってあるの？
こんな疑問をお持ちのかたも多いと思います。
この記事では高品質なマカの見極めかたについて解説していきます。
一般的にペルー産のマカが高品質だといわれています。
ただし原産地のペルーで育ったすべてのマカが優れているかというと、そうでもありません。
ペルー国内でも地域によってさまざまな気候があります。
ペルーには350種類の気候があるといわれています。
ですので「ペルー産だから」という理由で購入するのも、おかしな話です。
マカの栽培に最も適しているといわれているのが、ペルーのフニン県にある「ボンボン高原」。
ここは標高4,000メートル以上の高地にある過酷な環境です。
酸素も薄く、昼と夜の寒暖差は30℃にもなります。
マカはこうした極限の状態から身を守るために、有効成分（二次代謝産物）を体内に作り出します。
そのためボンボン高原のマカは栄養豊富に育つのです。
フニン県産のマカは品質の高いブランドマカとして、ペルー政府にも認められています。
マカは土など育つ環境によって成分に違いが出ます。
栄養豊富でさまざまな効能が期待できる「薬用植物」と、栄養はそこそこの「食用野菜」。
これくらい差が出るのです。
ビニールハウスなど、マカが育ちやすい環境で栽培されたものは「食用野菜」になりがち。
「グルコシノレート」などマカの特徴的な成分は、過酷な環境で育ったマカに多く含まれていることが分かっています。
グルコシノレートはストレスに強くなる効果などが期待できる成分です。
一般的にペルーで栽培されたマカは、日本で栽培されたものよりも約2倍の二次代謝産物を含有しています。
| 産地 | 種類 | 総量（mg） |
|---|---|---|
| ペルー産マカ | 28 | 208 |
| 日本産マカ | 13 | 167 |
| 中国産マカ | 14 | 100 |
（参考：株式会社ヤマノ 「効果のあるマカ、無いマカの違いとは？」 中村学園大学調べ）
この表を見ると、ペルー産のマカが圧倒的に良い印象を受けます。
もちろん日本産のマカも決して悪いわけではなく、アミノ酸などの含有量はペルー産のものよりも多い、といわれることもあります。
しかし中国で栽培されたマカは有効成分の量が最も少なく、あまりおすすめできません。
品質が良く信用できるマカのサプリメントを手に入れるには、どうすればよいのでしょうか。
それは「厳しい品質基準を持っているメーカー」から買うこと。
ここでは高品質なマカサプリを選ぶ方法について見ていきます。
販売メーカーがすでにパウダー化されたマカを買い付けていないかどうかは、見極める際の大事なポイントです。
少なくともこれら3つのうち、どれか1つをおこなっているメーカーを選びましょう。
これらに対して、すでにパウダー化されたマカを買っている業者は考えものです。
もちろんそれだけで品質が低いマカだとは言い切れません。
しかしパウダー化されたあとにマカの産地や品質を見極めるのはプロでも難しいのです。
どの国で作られているかなど、産地が表示されていないマカはおすすめできません。
また中国産のマカは品質にばらつきがありますので、現時点（2018年現在）では避けたほうが無難です。
やはりマカはペルー産か日本産の2択でしょう。
マカの品質を保証する安全基準をクリアしているかどうかも、見極めのポイントです。
安全基準として知られているものには、次の3つがあります。
これら3つのうちどれか1つの基準でもクリアしていれば、安心してマカを摂ることができるでしょう。
・有機JAS認定
無農薬のオーガニック栽培のマカに認定証が与えられます。
有機JAS認定を受けるには栽培から加工まで、化学薬品や添加物を一切使用していない素材が使われていなければなりません。
有機JAS認定は、遺伝子組み換え食品を使用していない証にもなります。
・モンドセレクション受賞
モンドセレクションは「食のオリンピック」とも呼ばれます。
厳しい審査に合格した食品は、品質や安全性もお墨付きです。
モンドセレクションには審査の得点によって「金賞」「銀賞」などと分けられます。
しかしモンドセレクションに応募した8割以上の食品が何かしらの賞を取るので、全ての賞が信用できるというわけでもなさそうです。
最低基準をクリアしていれば受賞できる「銅賞」は避けたほうが良さそう。
70点以上でもらえる「銀賞」以上なら安心しても良いでしょう。
・GMP
GMPとは厚生労働大臣によって定められている、医薬品などの製造や品質管理の基準です。
例えばGMP基準で製造されたサプリメントなら、「医療品レベルの品質が保たれたサプリメント」といってもよいでしょう。
ただしサプリメントに含まれている成分に医療品のような効果がある、ということではありませんので注意が必要です。
GMPに認定された工場で製造されていれば、安全性や品質については問題ないでしょう。
マカはペルーのフニン県、ボンボン高原のマカが最良です。
フニン県産のマカは、ペルー政府からもブランドマカとして認められています。
またマカは育つ環境によって含有成分に違いが出ます。
成分の種類や量は、ペルー産が1番、日本産が2番、中国産が最下位だというのが一般的な見かた。
ただし日本産のマカは、アミノ酸の含有量がペルー産より優れているものもあります。
高品質のマカを選ぶコツは次のとおり。
さて、高品質なマカの見極めかたについてさまざま見てきました。
あなたもぜひ高品質なマカを飲んで、活力にあふれた毎日を過ごしましょう。
