原産地でのマカはどのような扱いなのか
日本では栽培されていないため、マカの現物を見たことが有る人はごく稀だと思いますが、原産地では一体どのよう利用されているのでしょうか。
マカはアンデス地方で摂れる高原野菜の一種です。
成分や効能については、一部では広く知られていますが、野菜だったということも知らなかった方もいるのではないでしょうか。
普通の野菜とは違って成長に時間を要するため収穫までには1年ほど掛かってしまい、また土の栄養分をすべて吸収してしまいます。
そのため同じ畑で連続してマカを育てることが出来ず、マカをより貴重なものにしています。
マカ自体がカブに似たアブラナ科の野菜であるため、原産国であるペルーではマカは地元で摂れる食材として普通に食べられています。
必須栄養素を多く含んでいるため、食材として食べることには何の問題もありませんが、その味やニオイに抵抗がある方も多いので、煮込み料理などに利用することが多いようです。
マカの栄養源となっている最大の理由は、マカの育つ環境にあります。
ミネラル分が豊富な土壌と、産地が高地であるために激しい寒暖差にも耐えながら成長をしていく食物だからこそ豊富な栄養を蓄えているのです。
昨今ではマカの名前ばかりが先行してしまい、粗悪なマカも出回っているようです。
限定された土地でしか良質のマカは収穫できない為、国内で購入する際にはマカのサプリメントにせよ粉末にせよ、原産地をきちんと確認したほうが良いでしょう。