マカの美肌効果
「肌が荒れやすい」「シミやシワが増えてきた」というかた。
この記事ではマカで美肌になる方法や、マカの美肌成分について詳しく見ていきます。
1.どうすれば美肌になれる?五つの方法
科学的に美肌になるには、次のことをおこないましょう。
- ・ストレスを解消する
- ・紫外線から肌を守る
- ・ホルモンバランスを整える
- ・新陳代謝を促進する
- ・活性酸素の発生を防ぐ
これらの五つの作用が組み合わされることで、健康的な美しい肌へと導かれるのです。
しかし「肌に良いことを一度にやるのは大変そう…」という声もあるでしょう。
でもご安心を。
マカにはこれらの五つの問題を、一度に解決してくれるような効果が期待できるのです。
2.マカの美肌効果その一 ストレスを解消する
2-1.ストレスは肌の血流量を減らす
ストレスは交感神経※の働きを活発にし、肌の血流量を減らしてしまいます。
※交感神経…緊張や興奮をつかさどる神経
副交感神経…リラックスをつかさどる神経
交感神経と副交感神経はバランスが大切です。
しかし仕事や学校生活、育児などでストレスを感じているかたは、この2つの神経のバランスが崩れてしまうのです。
過度のストレスは交感神経を優位にしてしまいます。
交感神経が優位な状態が続くと、徐々に肌の血流量が減少してきます。
血液は肌に栄養を届けるものですから、血流量が少なくなると、健康的な肌が作られにくくなってしまうのです。
そこでマカ。
マカにはストレスを軽減させる効果があるといわれているのです。
2-2.ストレス解消にはマカ
マカには以下のような、ストレス対策に効果的な成分が入っています。
- ・ビタミンB12
- ・カルシウム
- ・グルコシノレート
2-2-1.ビタミンB12でイライラ解消
ビタミンB12の不足により、イライラが引き起こされることがあります。
日頃からマカを摂ることで、不足分を補うことができます。
2-2-2.カルシウムでリラックス
「骨を強くする」という作用が注目されているカルシウムですが、神経細胞での情報伝達とも関わっています。
カルシウムが不足すると神経の情報伝達が阻害され、神経過敏になりイライラしてしまうことに。
マカ100gあたりには332mgのカルシウムが含まれています。
これはカルシウムが豊富だといわれている「牛乳」よりも多い量です。
(牛乳100gあたりのカルシウム含有量は110mg)
2-2-3.グルコシノレートでストレスに強くなる
人間はストレスを受けると、普段よりも多くのエネルギーを消費します。
これは多くのエネルギーを消費することでストレスに対抗しようとする体の防御反応です。
つまりは通常よりも多くのエネルギーを生み出すことができればストレスに強くなれるということですね。
これを可能にするのが、マカに含まれている「グルコシノレート(二次代謝産物)」という成分です。
”マカに含まれるマカの特有の成分である二次代謝産物(有効成分)の働きがストレスに働いていると考えられます。
(中略)このストレスをプラスに転じるにはエネルギーが必要です。
このエネルギーを提供してくれるのが脂肪の燃焼です。
マカは脂肪を燃焼してエネルギーをたくさん生み出してくれます。”
(株式会社ヤマノ 「ストレスにマカがいいって本当?マカの研究者内山教授聞いたストレス社会に嬉しいマカの効果」)
3.マカの美肌効果その二 紫外線から肌を守る
3-1.肌老化の原因となる紫外線
肌老化の約8割は紫外線が原因といわれています。
紫外線が肌の細胞に与えるダメージは大きく、さらに老化を進める活性酸素を発生させる原因にもなります。
活性酸素はウィルスや細菌を倒してくれたり、細胞内での情報伝達をしてくれたりと、わたしたちの体にとって重要な役割を持ちます。
呼吸して取り入れた酸素の約2%が活性酸素に変換されます。
しかしその量が問題。
適量では健康維持に欠かせないものですが、紫外線の影響により増えすぎると、私たちの体に悪さをするようになるのです。
病気になったり老化を進めたり、もちろん肌の衰えも招きます。
紫外線を浴び続けると、徐々に肌の弾力が失われ、シミやシワも増えてきます。
そんなときにもマカが役立ちます。
紫外線による悪影響から、あなたを守ってくれるのです。
3-2.マカに含まれる紫外線に効果的な栄養素
マカに含まれる栄養素のなかで、紫外線に効果的だといわれているのがビタミンCとビタミンE。
・ビタミンC
ビタミンCが紫外線対策になるということは、知っているかたも多いでしょう。
ビタミンCには肌に黒色メラニン色素が生成されるのを防ぐ働きがあります。
抗酸化作用もありますので、体内に発生する活性酸素の発生を防ぐ働きもあります。
ビタミンCは肌にコラーゲンを生成するためにも欠かせない成分。
紫外線を浴び変質したコラーゲンを修復する際にも、ビタミンCが必要になります。
・ビタミンE
血行を促進する作用がありますので、新陳代謝が活発になります。
新しい肌に生まれ変わるのが早くなり、肌のハリを保てます。
ビタミンCと同じく抗酸化作用を持ちます。
ビタミンEには、体内の過酸化脂質(脂質が酸化したもの。
老化の原因になる)の発生を防ぐ効果もあります。
過酸化脂質の発生が抑えられると、老人性のシミの原因である色素「リポフスチン」も肌に溜まりにくくなります。
4.マカの美肌効果その三 ホルモンバランスを整える
マカに含まれている「植物エストロゲン(フィトエストロゲン)」には、ホルモンバランスを整える作用が期待できます。
皮脂の分泌を活発にする黄体ホルモンが優位になっている生理前などは、ある程度の肌荒れは避けるのは難しいです。
しかしマカを摂ることで、肌荒れを最小限に抑える効果が期待できます。
植物エストロゲンは、更年期障害(エストロゲンの減少によって起こる)によるイライラの緩和にもおすすめです。
といっても難しい作業は必要ありません。
ただマカを飲むだけ。
仕事や家事などで忙しいかたにもマカはおすすめです。
5.マカの美肌効果その四 新陳代謝を促進する
年齢を重ねるにつれ、徐々に新陳代謝のペースが落ちてきます。
(肌の新陳代謝は「ターンオーバー」と呼ばれることも)
その結果、徐々に肌が厚く固くなり、シワやくすみができやすくなってしまうのです。
「年齢を重ねても美肌でいたい」というかたは、新陳代謝を促進するケアが必要です。
マカには新陳代謝を促進する、次の2つの栄養素が入っています。
・アルギニン
マカに含まれている「アルギニン」は、肌のターンオーバーを活性化させます。
加齢とともにターンオーバーのスピードは遅くなります。
ターンオーバーが促進されることで新陳代謝が活発になり、新しい肌へ生まれ変わるサイクルが早まります。
アルギニンを摂ることで成長ホルモンも分泌されます。
成長ホルモンは新陳代謝を活発にしたり肌の細胞を修復してくれる働きがありますので、お肌のケアにはピッタリな成分です。
・亜鉛
亜鉛は皮膚や粘膜の健康を保つ栄養素で、新陳代謝とも深い関わりがあります。
”タンパク質の合成を促進し、成長ホルモンの分泌を助ける働きもあるため、妊婦や発育期の子どもにはとくに必要な栄養素です。
(中略)亜鉛には新陳代謝を活発にする作用もあり、ビタミンCとともにコラーゲンの生成や角質細胞にあるケラチンの合成に働くため、美肌や健康的な爪を守る点でも必要です。”
(田中 明 蒲池 桂子 「あたらしい栄養事典」 日本文芸社 P156 2016)
アルギニンや亜鉛のパワーで新陳代謝を促進し、老化に負けない透明感のある肌を目指しましょう。
6.マカの美肌効果その五 活性酸素の発生を防ぐ
6-1.活性酸素は美肌の大敵
活性酸素は美肌の大敵。
精神的なストレスや紫外線などは体内に活性酸素を発生させ、肌の細胞にダメージを与えます。
活性酸素によりメラニン色素の形成反応が強くなることも分かっています。
また肌の乾燥の原因には、活性酸素により発生した過酸化脂質も大きく関わっています。
加工食品や医薬品、タバコ、排気ガスなどの化学物質も活性酸素を発生させる原因になります。
6-2.マカに含まれる抗酸化物質
でもマカがあれば大丈夫。
マカには活性酸素の発生を抑える「抗酸化物質」がたっぷりはいっているのです。
マカに含まれる抗酸化物質は次のとおり。
- ・ビタミンC
- ・ビタミンE
- ・植物エストロゲン
- ・アントシアニン
- ・グルコシノレート
- ・鉄分
- ・セレン
アントシアニンは赤ワインやブルーベリーで有名ですが、実はマカにも入っています。
いつまでも若々しくありたいというかたは、日頃からマカのような抗酸化物質を含有している食品を摂ることをおすすめします。
6-3.マカで抗酸化酵素をサポートする
実は人間には、生まれながらに抗酸化する機能が備わっています。
その役割を持つのが、体内で活躍しているSOD(抗酸化酵素)。
SODの力が強い人はシミやそばかす、シワができにくいことが分かっています。
しかし20歳を過ぎたころからSODがどんどん減っていき、50歳を過ぎると20歳の半分以下になるといわれています。
(参考:理研メディカル 「活性酸素を消去するタカダイオン/ 薬の正しい飲み方」)
加齢によるSODの減少を食い止めることは難しいです。
しかしSODの材料を摂ることでSODを生成し、加齢による減少分を補うことができるのです。
以下に示すSODの材料は、すべてマカに含まれています。
- ・マンガン
- ・銅
- ・亜鉛
毎日マカを続けることで、自然とSODの生成量が増えてくるでしょう。
7.まだまだある!マカの美肌成分
ここではご紹介しきれなかった、マカに含まれている美肌成分について見ていきます。
・ビタミンB群(B1、B2、B6)
ビタミンB群が不足すると、肌荒れを起こしやすくなります。
特にビタミンB2とビタミンB6は肌の健康維持に大切で、タンパク質(肌細胞の主成分)や糖質の代謝を助けます。
ビタミンB2には肌のなめらかさを保ったり、肌の皮脂量を適切にコントロールする作用もあります。
疲れを感じているときはビタミンB群の消費が多くなるといわれていますので、日頃からマカで補給しておきたいところです。
・アルギニン
血行の促進や成長ホルモンの分泌に役立つというのは、これまで見てきました。
しかしアルギニンのパワーはそれだけではありません。
実は「糖化」を防ぐ働きもあるのです。
糖化とは、血中の糖とタンパク質が結びつき、劣化したタンパク質ができてしまうこと。
劣化したタンパク質は硬く褐色に変化します。
肌はタンパク質でできていますから、肌が硬く黄色くなってしまうのです。
「甘い物が好き」というかたは、積極的にアルギニンを摂ることをおすすめします。
8.まとめ
美肌のために実践したいことは次の五つ。
- ・ストレスを解消する
- ・紫外線から肌を守る
- ・ホルモンバランスを整える
- ・新陳代謝を促進する
- ・活性酸素の発生を防ぐ
マカにはこれら五つの方法、すべてに効果的なのです。
さらにマカには、次のような美肌成分も入っています。
- ・肌荒れを予防するビタミンB群
- ・糖化を防ぐアルギニン
美容サプリは数あれど、マカのような天然の成分がたっぷり入っているものは貴重です。
ぜひあなたもマカを飲んで、誰からも羨ましがられる美しい肌を手に入れてくださいね。